売上貢献度、廃棄金額、商品回転率などコンビニ経営に重要な要素の中で米飯が占める割合は大きい。当然この重要な米飯売場に多くの専門知識や人的戦力を投入することが大切である。以下、基本的な考え方を述べる。この基本的な考えを理解したうえで仮説を立て応用、発展させていくことが店舗の発展へと繋がるだろう。
3、大まかなフェイシング(2)
前回は話題が脱線してしまったが最初の方に述べたように理論的には単品ごとにフェイスを固定し空きフェイスを作らないことは廃棄ロスが0でも可能であるが現実問題としてそのような売り場には出会ったことはない。大変困難なことであるが目標として掲げ続けていてほしい。
タイトルの通り米飯売場のフェイシングは大まかなのものでよい。実際の売り場ではミニ丼シリーズを集合させたり手巻き寿司シリーズを隣り合わせて陳列していることだろう。また数量の多い商品は2フェイス3フェイスと広がり中央に陣取っていることだろう。ただこのような陳列が指示されてなされているものでなければならない。そうでなければ売場手直し実施者の感覚に頼ることとなり他の実施者との意識の共有がなされない。実施者により異なった考えのもと偶然に同じ方向性の陳列となっているだけである。このような状況では米飯売場の成長は見込めない。各自が漠然と陳列、手直しをするのではなく責任者の明確な支持のもとに実行されなければならない。
次は具体的な事例